学校法人静岡英和学院は、1887(明治20)年にキリスト教精神に基づく教育により、社会的教養を備えた女性を養成するために、静岡県で初めての女子の学校として創立されました。その後1966(昭和41)年に短期大学の開学、2002(平成14)年に男女共学の大学開学と、これまで35,000人以上の卒業生を輩出し、地域社会の発展に寄与してまいりました。2022(令和4)年には創立135周年を迎え、本学院のこれまでの発展は、常日頃から熱い母校愛をもって本学院を支えていただきました卒業生の方々をはじめ、保護者、地域社会の皆様のご協力とご支援の賜物と厚く御礼申し上げます。

現在、本学院では、より魅力ある学院づくりのため、さまざまな教育環境の整備事業を計画し進めております。

2010(平成22)年度は中学・高校校舎の耐震工事、2013(平成25)年度は大学・短大部の多目的運動場の整備と校舎等のバリアフリー化等を実施してまいりました。

これらの事業による「教育環境の整備」は「教育の質的向上」に継続的に取り組むために不可欠であり、今後も全力をあげて取り組んでまいります。

しかしながら、少子化による就学人口の減少等、私立学校が直面する経営環境は一段と厳しさを増しており、教職員一丸となって教育改革、経営の合理化等に最大限努力を重ねているところです。

つきましては、将来を担う学生・生徒に対して、より快適な学びの空間を提供し、より多くの優れた人材を社会に送り出すための支援策として施設設備整備等のための「教育環境整備募金」や使途の特定のない「かえで基金」を募っておりますので、卒業生、保護者、地域社会の皆様からの温かいご支援、ご協力を賜りますよう謹んでお願い申し上げます。

 
寄付金の使途
(1)大学・短大部全般の施設設備整備等
(2)中学・高校全般の施設設備整備等
(3)その他、使途の特定なし
 
2023(令和5)年8月 学校法人 静岡英和学院理事長 石井 博文